みらい平は研究学園都市のつくばのご近所さん。
近くに研究施設が沢山ある贅沢な環境です。
見学可能な施設のうち、今回は地質標本館に行ってきました。
目次
- 地質標本館について
- 産総研ってどんなところ?
- 地学好きには穴場だった
地質標本館について
産業総合研究所、通称「産総研(さんそうけん)」。
産総研内の地質標本館が、一般人の見学が可能となっています。
【所在地】茨城県つくば市東1-1-1
【公式HP】地質標本館 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
今は新型コロナウイルス感染対策のため、
完全事前予約制となっています。
加えて、見学時間は2時間を目安にするように、等コロナ対策による注意事項がいくつかあります。
開館時間は9:30~16:30
休館日は月曜日
≪予約について≫
予約に関しては、下記を参照してください。
見学のお申し込み|地質標本館 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
メール又はファックスで、
氏名・見学希望日・参加人数・住所等、
指定の内容を記載して申し込みをします。
数日以内に見学日や注意事項について、返信があります。
≪キッズコンテンツ≫
子ども向けに、楽しく地質学を学べるようマンガが用意されています。
小学生くらいになったら、地学マンガデビューにちょうど良さそう。
大人の地学素人でも、興味がある方には結構面白い内容です。
産総研ってどんなところ?
つくばに住んでいる方には馴染みがあるのかな。
この分野に近しい人には有名でしょう。
一般には馴染みが薄いのかな?、と想像します。
【公式HP】産総研:産総研について
私は理系出身で、学部3年の時にお世話になった教授が元産総研の方だったので、ちょびっと馴染みがありました。
研究している内部を見学させて頂いたり、話を聞いたり、先輩の研究を除かせてもらいにいったり(本当はお手伝いですが、なんせ学部生なので使えなかったでしょう)。貴重な時間を頂きました。
何しているところ?
と素人的に物凄くざっくり言うと。
国、世界を又にかけ、私たちの生活に近い将来還元されるような、超超最先端なカッコいい研究をしているところ。
最近よく耳にする、
「持続可能な社会」
その技術や課題解決に向けた先駆的な研究をしている公的機関です。
全国に11箇所も研究機関があるんですよ。
研究領域は7つ。
①エネルギー・環境
②生命工学
③情報・人間工学
④材料・化学
⑤エレクトロニクス・製造
⑥地質調査
⑦計量標準
地質標本館は⑥の地質調査ですね。
ついつい、懐かしく、楽しくなって語りすぎてしまいそうなので、この辺りでストップしますね、
地質好きには穴場
ここからは、実際に見学に行った時の様子と感想です。
行く交通手段としては、車、またはつくば駅からバスです。
我が家は車で行きました。
まず、敷地に入ったら、守衛室で受付をします。
守衛室の横に車を停めて、側の建物の受付へ向かいます。予約番号と名前を言い、入構許可証を受けとります。
車のダッシュボードに乗せて、案内された通りに200mちょっと進みます。
すると、右側が地質標本館の駐車場です。
外来の車がが10台程停められるスペースがあります。
入り口までの短い道にも、鉱石や化石レプリカが置いてあります。
この辺りで既にちょっとテンションが上がってきますね。
期待値上昇。
入り口のアルコールスプレーで消毒をしたら、受付です。
言われた通りに、簡単な記入用紙に入力します。
これはコロナ向け。
発熱が無いか、等のアンケート用紙です。
40周年だったらしく、ピンをプレゼントしてくれました。
(こっそり嬉しい♪)
オリジナルグッズの販売があります。
マスキングテープや付箋、ハンカチなど。
化石チョコレートもあるそうですが、構内のファミマに行かないと手に入らないようです。
最初に目に飛び込んで来るのは、
入って正面にドドーン!とジュラ紀の褶曲層が展示されています。
その手前にはパネル展示で、研究結果がまとめられているコーナー。
奥には、鉱物部屋と、化石部屋。
化石部屋は、アンモナイトや三葉虫、植物の化石が割合多い。
子どもが喜びそうな大きい化石は一体。
日本で発掘されているデスモスチルスの骨格標本です。
時系列に並べられ、進化が分かりやすく展示されていたり。
至るところに工夫が散りばめられています。
鉱物部屋は、部屋いっぱいに、多くの種類の鉱物が展示されています。
圧巻です。
詳しくないので貴重さが分かりませんが、きっと、かなり珍しいものや、そうそうお目にかかれない鉱物が展示されているのではないでしょうか。
展示に触ったり、しゃべる機能がコロナにより停止しています。
2階にも展示スペースが続きます。
休憩スペースも2階。
自動販売機があります。
休憩スペースにも展示があります。
休みながらジオパーク認定された筑波山エリアについて知ることができます。
筑波山の成り立ちは、身近で納得できる内容なので結構面白い。
筑波山に大きな石がごろごろしている理由が分かったりします。
地質標本館の他にも、
「サイエンススクエア」
の見学が可能。
ロボット等展示してあります。
こちらはパロ(介護癒しロボットのアザラシ)がお出迎えしてくれます。
コロナでパロを撫でたり触ることができませんが、
見てるだけでも癒されます。
◎パロについて
知りたい方は下記を見てくださいね。
パロ|ロボット事業|法人のお客さま(生活環境ソリューション)|大和ハウス工業
他にも、産総研で開発された二足歩行ロボットが横に並び、奥に続きます。
地質標本館と比較すると、展示スペースは狭いですが、それでも十分満足な内容です。
専門的な部分がありつつ、結構なボリュームで出迎えてくれる地質標本館。
見学料が無料というのだから、嬉しいですよね。